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You Don't Know What Love Is - 深化する音 近藤等則 - [音楽]

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ゴールデンウイーク最終日。部屋の整理をし、先日のレコーディングの続きをしようと、マイクをセッティングしバンドリンを抱え、いざ・・・「あれれ??」。うーんお恥ずかしい事に、先日つかんでいたはずのフレーズが「トンでしまった」ようです(笑 こうなると、録音してみてもどうもしっくりきません。思い出だすのは諦めて、新しいフレーズを探ってみるもイマイチな感じが。やっぱあれですね「鉄は熱いうちに・・・」です。とりあえずどうにか納めはしましたが、思ったより手こずってしまったのでミックスは後日。

さてまたも新譜のご紹介。尊敬するトランぺッターで音楽家の一人、近藤等則氏の新作です。ずいぶん昔から(30年ぐらいになりますか)聴き続けているのですが、実に6年ぶりの作品で(おそらく)初のスタンダード集です。近藤さんのトランペットを初めて耳にしたときは、所謂「フリー」な音楽だったので、「なんか難しそうな人だなあ」と思ったものですが(笑 その後「近藤等則IMA」に出会ったときは「あーーやられたあ」と。

今回のアルバムは、基本的には最近のアプローチであるエレクトリックなバックトラック(といっていいのかな?)とエレキトランペットの演奏。ジャズミュージシャンが、所謂トラックメイカ―と呼ばれる人たちと作品をつくることは珍しくなくなったのですが、人選間違えると「?」という事にもなりかねません。実際「あのスーパーギタリスト」のアルバムがいささか困ったことになっていたことがありました(笑 近藤さんの場合は、そのあたり実にうまい人選をされています。今回も「スタンダード」という危険な素材(しかもドがつくほどの定番曲)を、見事に吹き切っています。マイルスはカムバック後にエレキトランペットを吹かなくなってしまいましたが、近藤さんはエレキトランペットを吹き続けて欲しいです。そういえば高柳昌行氏もこの曲<You Don't Know What Love Is>をよく演奏されていたと思うのですが、ギターソロでのバージョンは最高だったなあ。僭越ながら僕もいつかこの曲をレコーディングしてみたいと思っています。

スピーカーから流れてくる近藤さんのトランペットは、言わずもがなですが最高でした。陳腐な表現でで申し訳ないのですがまさに「深化する音」だと思うのです。
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