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Paprika - 角笛の聴こえた日 - [音源]

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なぜだか、<Developmental Clock>改め<Paprika>とユニット名を変更。確か覚えにくかったのと、長すぎるような気がしたこと、あと「なぜその名前に?」とかの質問に「筒井康隆のファンだから」「中身の無い音楽を創りたいから」というミもフタもないコメントをしたいため(笑 でもこれ半分はかなり本音でして、今もあまり変わっていません。脱線しますけど、僕は音楽は「音」を聴くためのもので曲にメッセージやイデオロギーを絡めるのは良しとしていません。そこがまたアレコレ言われたりするのですが、説明が面倒くさいので「でも外側は分厚くて美味いものを創りたい」とごまかす事にしています。

そんな<Paprika>名義の1曲がこれ。



毎度の事ですが長いので後半はカットしています。タイトル「角笛の聴こえた日」は「曲はハーメルンの笛吹き男をモチーフにしました」というコメントをする為(笑 まあでも笛っぽい音とタブラのループをメインにしたエスニックな感じと、童話の背景にある伝承とか・・・まあそんなよくわからないカオスな感じは、多少はイメージにあったかもしれません。ちなみにタブラのループは初めて買った(使った) Talvin Singh のループ素材集からのものですね。この曲もオムニバス参加用の曲で、画像の<緑の記憶>というアルバムを販売しようとしたのですが、1枚目の<The Cold Wind and The Warm>が笑ってしまうくらい売れなかったので、レーベルにお願いすることもせずそのままおクラ入りとなりました。
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Developmental Clock - Foghorn 'Theme from UMA’ - [音源]

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Developmental Clock 時代の楽曲、最後はこれです。



このころ大阪のインディーズレーベルのオムニバスに参加したことがあって(その縁で前回のソロを通販してもらった)、シリーズものだったのですがその2作目に参加した時の曲です。当時から曲にこれといったメッセージだのがなかったので(笑 レーベルから「どんなイメージで創ったか?」というコメントを求められた時のために苦しまぎれにでっち上げた(酷い)タイトルとイメージでした。
たまたまレイ・ブラッドベリが好きで、当時一番印象に残った短編の一つ「霧笛」をタイトルに。そのままだとちょっと演歌っぽいので、作品の中に登場する首長竜にちなんで、「未確認生物のテーマ」とサブタイトルをつけたのでした。一応イントロ部位は「霧笛に応える首長竜」をイメージしてます。ホーンセクションはQY70、トランペットっぽい音、シタールぽい音はGodinエレガットのギターシンセですね。この曲もやっぱりベースレスで、それっぽく聞こえるのはGodinエレガットの音です。

全体的に音が荒い感じがするのは、確か「ローファイ」というのが流行っていて、自分もわけもわからず一回カセットに落としたか、ミックスの時に途中にカセットMTRを挟んでそれ風にしたつもりだった・・・と思います。

実のところは70年代の Miles davis の真似っこがしたかっただけかと(笑


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Developmental Clock - tomorrow's Child - [音源]

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前回のアルバムからもう1曲。

・・・と、その前に思い出した事があるので少しだけ。

前回の曲<Waterscape>の笛のような音はGodinのギターでギターシンセで出した音でした。でこのアルバムを録音する時から「ベースレス」と決めたのでした。あと「シンセレス」も(笑 (ギターシンセは鍵盤でないからOK!としたのかな??)「一人でやるのに機材も知識も無い、ならいっそ当たり前の造りかたはしないようにしよう」そんな感じだったと思います。それから当時聴いて衝撃を受けたアルバムの影響も大きいですね。

それがこれ。



Lenine & Suzano の< Olho De Peixe>(日本語タイトル「魚眼」です)というアルバム。基本ギターとパーカッションのみの演奏ですが、初めて聴いた時は物凄い衝撃を受けましたねえ。

それからピアノが入っているのは、 Antônio Carlos Jobim のインスト曲のシングルトーンがとても好きで、マネしてみようと(笑 いろいろ思い出します(笑

なんだか長くなってしまいましたが、今回の曲はこれ。



確か曲を造っていた時に、安価なサンプラー(確かローランドでした)を入手したので使ってみたのだと記憶しています。イントロからのギターフレーズをリバースさせたドローンみたいなのがそうですね。あと今度の「笛」の音はちゃんと吹いてます(笑 1000円ぐらいのWaltons ティンホイッスル だったかな?ダイナミックマイクでも笛の音は案外きれいに録れたので使ったのだと思います。

この曲は今聴いても好きな曲ですね。
当時も気合が入りすぎたのか、メロの1発目の音がチョーキング気味で音外してます。
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Developmental Clock - waterscape - [音源]

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発掘音源の一番目は、見つけた音源の中で一番古いものです。実はこれ以前、1985年ごろのものからあるのですが、カセットテープだった事と歌ものバンドだったので他のメンバーの音も入っているので、今回は初めて個人作業で制作した音源としてこの曲をアップしてみます。
当時は多摩川音響ではなくDevelopmental Clock>(発生時計)という名前でした。



ジャケットの記載によれば2000年の7月制作となっています。音を聴いていて思い出したのですが、このころはパソコンでなく「デジタルMTR」を使っていました。たしかローランドの8トラック。メディアはなんとZIp(皆さんご存知ですか?)(笑 マックス100MBなので録音重ねているとすぐ一杯になってしまうんですよ。しかもドラム音源はYAMAHAのQY70のみ。シンバルとか音がしょぼいですねえ。ピアノの音もそうですね。しかもこの当時コンデンサーマイクもないので、確かGodinのエレアコを直で録音したような。リバーブやイコライザーはMTR内蔵のもの。そんなこんなで音色的には寂しい感じですが、いろいろ試そうとしているのがわかります。そうそうソロでつくった初のインストでした。
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