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DRONE and MELODY - ドローン考 - [音源]

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画像は、「ドローンとメロディ:東南アジアの音楽思想」という本なのですが、これがとても面白いのです。「Jose Maceda」(ホセ・マセダ)というフィリピンの音楽研究・作曲家の著作で、もう20年近く前に出版されたものです。僕はこれを、自由が丘の古本屋で入手しました。ドローンについてあれこれ調べていた時で、ざっと目を通したところ、自分の中で(漠然とですが)感じていたドローンについての考察と近い内容のような気がしたからでした。読んでみると、今までぼんやりしていたモノがいきなりハッキリ見えたようで、一人で喜んでおりました(笑 内容は、ものすごく大雑把(ほんとに)にまとめると「東南アジアの楽器の音響特性からくるドローン音楽について」といったところです。パーカッション(特にゴング系)によるドローンは、「ピッチはあるが副次的な要素」「音の高低はあるが和声的目的ではなく音質や色彩的な要素」といった部分の解説はほんとうに興味深い内容です。

というワケで、いつものパッド系の音を使わずに「ドローン的な」音を試してみました。手弾きで即興的に音を重ねています。



ガムラン等のゴング系の音源もあるのですが、今回はあえてまったく違うパーカッションやシンセで作った音色でやってみました。ギター系の音色はいつものエレクトリックギターマンドリンですが、どうにも「ニューウェーブ的」(大笑 になってしまうのはご愛嬌。実は、本にはかなり詳細な楽譜も載っているのですが、そのまま打ち込んでも仕方ないのであくまで参考まで。


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