オーディオインターフェースのあれこれ [楽器・機材]
機材について少々。最近の宅録では必須アイテムといってもいいオーディオインターフェース・・・オーディオI/Oと言ったほうが今風かも。僕がメインで使っているのはApogeeのQuartetというモデルです。この機材の前にはRolandを使っていたのですが、中音域が得意というか少し「鼻づまり」というかちょっと野暮ったい音に聴こえました。よく言えば「暖かい音」なんですが、バンド演奏とかエレキギターがメインの所謂ロックサウンドには合っているのでしょうが、「アコースティック楽器を中心にエレクトロニクスのドローンを組みあわせた音楽」を考えていたので「少し違うなあ」と思っていました。「デジタルならクリア」だと勝手にイメージしていたので、アテがはずれた感じだったのですが、その頃にちょうどこの製品がリリースされました。Apogeeの他の製品のレビューやらをネットであれこれ見聞きするうちに、「これなら」というので少々予算オーバーでしたが思い切って購入しました。結果は大満足(笑 考えてみれば同じデジタル録音とはいっても、アナログからデジタル変換(逆も)のテクノロジーというのは各社様々なのは当たり前ですね。タッチパネルばかりというのも、馴れてしまえばこれほど使いやすいデザインもないです。今はこれに外付けのマイクプリをつないでコンデンサーマイクで録音というのが、録音の基本となっています。ちなみに24bit/48kHzで録音しています。
こちらは、年末にピンチヒッターで購入したAKAIのEIE proというモデル。前に少し触れましたが、年末にマックをMBPからiMacに乗り換えたのですが、アプリケーションが対応していなかったらしく、たびたびインターフェースを認識しなくなる症状が発生。再起動すればまた認識しますが、録音の途中でたびたび起こるとさすがに精神衛生上よくないということで、お手ごろ価格だったことと、見た目が面白かったので入手。Apogeeとちがって操作系がアナログだらけなのですが(笑 これがなかなか良く出来ています。音質は一言でいえば「あっさり」しています。よけいな色づけが無いので、あとから色づけしていくには丁度いい感じです。
実は両方の製品に共通なのは、インプットが4チャンネルあることです。僕には4チャンネルというのはとっても理想的なのですが、最近の傾向というのはプロユース(といっていいのかな?)多チャンネルのモデルか、宅録向けのインプット2チャンネルの小型モデルという2つのタイプに、住み分けがはっきりしてきているように思います。
4チャンネルというのは、楽器のアウトプットを差しっぱなしにして、思いついたものから即興的に音作りしていくにはピッタリなのですが、そういった使い方をする人は少ないのでしょうね。
最近はPCの進歩もあってリーズナブルで高性能な製品が次々とリリースされています。入力端子もFirewire、USB2.0からUSB3.0そしてThunderbolt対応・・・とまだまだ面白くなりそうです。
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