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昭和特撮文化概論 ヒーローたちの戦いは報われたか - 鈴木美潮 - [書籍]

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最近読んだ本の話。
あまり大きな声でも言えませんが(笑 音楽の他に特撮系もかなり好きだったりします。最近かなりの作品がDVDやブルーレイ化され嬉しいのですが先立つモノが・・・と。テレビシリーズで長寿番組だと全40話とかでそれなりのボリュームになってしまいます。

今回はそんな特撮モノについて書かれた本です。著者の鈴木美潮さんは僕と同い年なので、いろいろ共感する事も多いです。最近のウルトラモノ、戦隊モノやライダーモノはもう別物で観ることもないのですが、自分が子供のころに観たモノについては少しづつですが購入して観ています。著者も書かれていましたが、リアルタイムでは実家のTVはモノクロでした。なので実際どんな色だったのかは随分後になって観たものが多いですし、大人になって観たのでいろいろ思うところもあった訳です。

本書は著者のヒーロー愛が溢れた熱い内容となっています。興味のある方はぜひご一読を。

いろいろ興味深いエピソードも書かれていますが、一つだけ。「月光仮面」の原作脚本家の川内康範氏の話を。不勉強で知らなかったのですがこの方あの「おふくろさん」の作詞をした方だったのですね。この方がはじめて「正義の味方」という言葉を使われたようなのですが、なぜ「正義の味方」なのかというと「人間は神や仏ではないので正義そのものにはなれない。神や仏を助ける者として「正義」の「味方」なのです」とのこと。深いですよね。

何が「正義」なのかとてもわかりにくくなっている現代、いろいろ考えてしまいました。
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