Blue Guitars - BOX セット#2 - [音楽・動画]
「箱モノ」をもう一つ。
Chris Reaが2005年に発表した作品です。彼は2001年に膵炎にかかってしまい、生存率50%の大手術を受けています。闘病中に「もし回復できたらやりたい事をやる」と決意を固めたらしいです。そして復活。18ヵ月の制作期間を経て完成したのが12枚組(うち1枚はDVD)の大作でした。しかしベスト盤とかでなく、新録音のみで11枚を18ヵ月というのは物凄いスピードですね。
これが中身なんですが、ちょうどLPサイズぐらいの本になっていて、使用楽器やもろもろのデータが写真を含めてまとめられています。ちなみにイラストもすべて本人の手によるもの。
Chris Reaというミュージシャンは日本ではいまいちマイナーだと思います。知っている方もおそらくはAOR(死後?笑)方面のボーカリストとしてではないかと思います。たぶんこれが一番有名でしょう。
ぽいですよねえ(笑 なんだかとにかく「オシャレなカットをつないでみました」的な(笑
そして彼はソングライターとして、そしてギタリストとしてとても優れたミュージシャンでもあります。特にスライドは音色といいフレージングといい素晴らしくて、僕は大好きなのです。彼の音楽のベースはブルースで、この作品もブルースに立ち返ったものですが、あくまで「彼の考えるブルース」であり、ある意味「突然変異的ブルース」だったりします。これが悪いのかといえば、そんなことないのが面白いところ。音楽性を出生で決めるのはあまり好きではないのですが、ある意味複雑といってもいいような音楽を聴いていると、少なからず影響はあるのかなと思ってしまいます。
さて現在のChris Reaですが、この作品を発表後大手レコード会社をはなれ、自主レーベルを立ち上げて自分の好きな音楽だけを演奏しているようです。最近のライブの映像がこれ。
いやー実にノビノビしてますよねえ。ほんとギターが好きなのがわかります。小ネタなのですが、彼はギターのトップにお手製(? のピックポケットをかならずくっつけています。昔からどのギターにも必ずセットされていて、この動画をみつけた時もニヤニヤしてしまいました(笑 ちなみにファンサービスなのか、ちゃんと昔の曲も演奏しています。
間奏のギターソロは、昔から必ずサポートギタリストにソロをとらせるんですよね。バンドもだいぶ若返っているみたいです。
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