カモメの話とノイズの話 [書籍]
本を2冊購入。
一冊目は「カモメのジョナサン」の「完成版」。なんと40年をへてリチャード・バックが封印していた4章を追加しての出版です。僕が初めて読んだのは確か中学生ぐらいだったと思うのですが、途中からトンでも展開になって(笑 なんか「胡散臭い話だなあ」とか思ったものです。リチャード・バックは、最終章はこの話の終わり方にそぐわないとのことで発表するのを止めたらしいのですが、改めて最初から読み返すと完全版になったことで随分印象が変わります。まあ「アノ」時代には合わなかったかもしれませんが、今読めば実に興味深いストーリーになっています。
次グンとお堅い本で「ノイズ/ミュージック――歴史・方法・思想:ルッソロからゼロ年代まで」というブツ。ノイズ音楽についてのガイド本のようですが(そういう箇所もあります)、むしろ音楽とノイズということについて書かれています。一気に読み飛ばせるような文章ではないので只今格闘中でありますが(笑 、現代音楽やアヴァンギャルドのみならず、ポピュラー、プログレ、フリージャズなどなど様々なジャンルの音楽と「ノイズ」との関係性がなかなか面白いです。
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