音楽の探求 [書籍]
大げさなタイトルで申し訳ない(笑 えーっと、実は1年ぐらい前から活字が読めなくなりまして。いや文字としては認識できるんですが、「文章」として意味を持ったものとして自分の中に入ってこない。丁度話題になっていた、某ベストセラー作家の本も読みましたが、まっつつつつたく面白くない(すいません)・・・つか単に文字が並んでるだけ。いやーいよいよ終わりかと思いましたです(笑 そんな訳で、購入を躊躇していた2冊ですが、到着後一気に読破してしまいました。
1冊目は、Daniel Lanoisの自伝「ソウル・マイニング」。とにかくラノアの音楽への情熱がモノ凄いです。昨今の音楽の現場ってここに書かれた時代から随分と様変わりしていると思うのですが、こんなエネルギーが渦巻くような場所って残っているんでしょうか?ロードムービーの趣もあります。
2冊目は、「アラン・ローマックス選集-アメリカン・ルーツ・ミュージックの探求 1934-1997 」です。ルーツミュージック研究の記録。録音機材を抱えてアメリカ各地へ赴くのですが、昨今のデジタルレコーダーとはワケが違います。僕なんて自分のライブの記録用レコーダー(タバコのハコ程度)を持っていくのさえ面倒くさいのに(笑 CDもついてます。
2冊に共通して流れるものは、月並みですが溢れんばかりの「情熱」と、そして静かに見え隠れする「狂気」です。是非ご一読を。
コメント 0